この週末は月曜がプレジデンツ・デイで3連休。 日本より祝日がかなり少ないので貴重なお休みです。
何して過ごそうかいろいろ考えた中で、LAから日帰りでも行けるセコイア国立公園がなかなか素晴らしいところだと聞き、行ってみることにしました。 自宅からだと公園南入口まで300Km、公園内100km走行、帰りは公園北入口から400kmドライブ、合計800kmの走行のようです。
行先が決まったところでもう一つアイディアがひらめきました。 長時間ドライブなので、たまには贅沢して高級車をレンタカーしようと。 LAには高級車専用レンタカー屋さんが結構あって、これを機に調べてみました。
憧れのフェラーリもあちこちで貸しているので、1日$500位だったら清水の舞台から飛び降りる覚悟で借りちゃおうと思ったのですが、現実は最低でも$2,000+保険。(笑) ホントに笑うしかありません。
結局いろいろ比較して借りたのは、、、、
BMWの328i、2014年モデルです。 走行まだ9000マイルのほとんど新車でした。
団長のシャコタン号(VWジェッタ)とサイズはほぼ同じ、エンジンもどちらも4気筒2Lターボ。 だけど販売価格は$1万ほと高くなってます。 この違いはなんなのか、その価値はあるのか、BMWが標榜する「駆け抜ける歓び」とはなんなのか、などに興味を持ち1日レンタルです。
料金はフェラーリと違って保険込みで24時間$200ちょっと。 普段の週末、食費以外マウンテンバイク時のゲータレード代くらいしか使わない団長(笑)、これくらいの贅沢はオッケーでしょう。
さて日曜朝9時、UCLA近くのレンタカー屋さんで328iをピックアップしたあとは、油田地帯でもあるセントラルバレーをひたすら北上。
この頃には車の操作系をほぼ理解し、運転が楽しくてしょうがない状況に。 単調な道が続きましたが飽きることはありませんでした。
セコイア国立公園に入り、くねくね道をブイブイ飛ばしながら328i君の実力を試します。 うーん、楽しい!
山の上の方には巨大な一枚岩、「モロロック」 が待ち構えてます。 なんと、あの岩の頂上まで登れるんだと!
モロロックの裏側に到着。 ここから狭くて急な階段を10分ほど登ります。
それにしてもすごいところだなあ。
連休とあって頂上はこの混みよう。
モロロック頂上からはシェラネバダ山脈など素晴らしいパノラマを楽しむことができました。
ところで2月なのに雪が山脈の上の方にしかありませんね。 あの辺りは3000~4000m級の山々なのに。 カリフォルニアの渇水は雨不足だけでなく雪不足も大きな要因になっています。
景色を楽しんだ後はセコイアの巨木を見学。 根元にいる人たちと比較すれば、この木がどれだけ大きいかわかりますね。 あまりに大きくて現実感が希薄でした。
ドライブしながらの巨木見学、328iのサンルーフが役に立ちましたねえ。
巨大なセコイアをなんとかうまく写真に撮りたい、という気持ちはわかるのですが、そうまでして撮るか?(笑)
ということで、3時間ドライブ → 4時間現地滞在 → 4時間ドライブで帰宅、という慌ただしいスケジュールでしたが、十分に行った価値はありました。 やっぱりアメリカの大自然のスケールは桁違いです。
さて328iはどうだったかって?
まいりました。 素晴らしい! 正直ここまで良いとは想像してませんでした。 何と言うか、加減速、右左折、コーナリング、クルージング、ほぼすべての場面でこちらの意図したとおりに反応してくれるんです。 シャコタン号より馬力もトルクも2割増しなのに燃費はそれほど変わらないのもビックリ。
シャコタン号はそのスパルタンに固めた足回りで、サーキットを真剣に走ったら328iに勝てそうな気がしますが、運転して気持ち良くて楽しいのは圧倒的に328iです。 昔の3シリーズは六本木カローラ、なんて言われてたのであまりいい印象は持ってませんでしたが、今の3シリーズは評価が高いことが十分に理解できました。
ってことで、買えない車を一日ドライブしていい夢を見させてもらいました。
次は宝くじを当ててフェラーリか?(笑)
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