さて二日目。 台風の影響で朝から大雨です。
ホテル近くのコンビニで買ったおにぎりで簡単に朝食を済ませ、向かったところは、、、、
ニッカの宮城峡蒸留所。 余市と並んでニッカの主力蒸留所です。 仙台からほど近く、ここに寄るために仙台に一泊したようなもの。
聞けば今年は操業40周年だそうで、結構な歴史があるんですね。 実は団長、37年前にここを訪れたことがあります。 その頃はまだ紅顔の美少年だった(笑)ので、ウィスキーのなんたるかを全く知らず、よってここのありがたさも理解できないままでの訪問であり、その時の記憶がほとんどありません。 僅かに樽が貯蔵されている様子を覚えているだけ。
時は流れて、最近では大学で醸造学を勉強しておけば良かったとさえ思ってしまう今日この頃。(笑) 数年前には余市の蒸留所も訪ねているし、そんなことでここは団長にとっての聖地の一つに昇格しています。
さて受付で見学を申し込むと、テイスティングするニッカ創業者・竹鶴政孝氏の写真が出迎えてくれます。 素晴らしい味わいの写真ですね~。 団長もこんな風に撮ってもらいたいけど、美味しそうな香りでついついにやけてしまいそう。(笑)
モニターではニッカの歴史をまとめたビデオが流されていて、実物の動く竹鶴氏とリタ婦人も登場し、朝から感動でした。
と、そこへ何やらうるさい団体がバスで到着。 ヤケにみんな大声で喋りまくっていると思ったら、なんと中国人の団体旅行でした。 ニッカのガイドさんに聞いたら、最近は中国からの旅行客も多いそうで、しかも高いお酒のことをよく知っているんだそうです。 そう言う時代になったんですね~。
大雨の中を見学開始。 まずはキルンです。 ここで発芽した麦芽を乾燥させます。 乾燥にはニッカが北海道に所有するピート採取地のピートを使用するそうです。 ピートそのものも置いてましたが、火をつける前はピート香はしません。
あ、ここで閃きました。 ピートのお香を作ったら、ウィスキー愛好者達に売れるんじゃないでしょうか?(笑)
このあと別棟にあるマッシュタンクをみて、次に向かったのは、、、、
ポットスチル、蒸留器です。 全部で8器。 壮観ですなー。 蒸留所の花形ですね。
8器と言っても、2器ペアで一次蒸留、二次蒸留するそうなので、4ペア、ということですね。 ここ宮城峡では上部に膨らみを持たせたバルジ型を採用し、加熱も蒸気を使う間接加熱だそうです。
対して余市は膨らみを持たないストレートヘッド型、加熱も石炭による直接加熱で、結果として出来上がるウィスキーの味わいがだいぶ異なってくるわけです。
庭には余市で使っていたストレートヘッドのポットスチルが置いてありました。 パッと見、だいぶ違います。 興味ない人には同じに見えると思いますが。(笑)
見学コースの最後はお楽しみの試飲会ですが、団長はドライバーなので残念ながらオレンジジュースで我慢。(涙) まあ2月のウィスキーフェスティバルで堪能したからいいか。
飲めなかったにしろ、香りだけは楽しみました。 熟成年数による色合いと香りの違いがわかるような展示があり、蒸留したてから22年まで、緩やかに成長して行く様子がよくわかりました。
こちらは同じ12年ものの横比較で、使う樽によってどういう違いが出てくるかがわかる展示です。 シェリー樽やらバーボン樽など、勉強になりますなー。 この展示を担当されている人としばらくウィスキー談義をすることもできて、大変勉強になりました。
ということで37年ぶりに訪れたニッカ・宮城峡。 蒸留所全体の雰囲気はさすがに歴史ある余市に及びませんが、深い森の中の荘厳な雰囲気、余市とは全く異なる情景で、一度は訪れる価値は絶対にあります。
さて10時半に宮城峡蒸留所を後にして次に向かったのは、山形は村山の蕎麦街道です。 板盛りの田舎蕎麦を食べようと思ったのですが、、、 直前に新しい情報が入り、近年村山の隣の河北町で、自家製蕎麦に鶏で出汁をとった冷たいスープをかけて食べる、肉蕎麦、なるものが流行っているんだと。 流行っているというか、もう蕎麦の一つの形としてすっかり定着しているとか。 これは団長もこの目で確かめないといけません。 お店の名前をナビにインプットして向かった先は、、、
肉蕎麦を考案した、山形は河北町のいろは本店です。
早速肉蕎麦を注文して、店に置いてあったパンフレットを見ながら出てくるのを待ちます。 周囲の様子を窺うと、殆どの人が肉蕎麦、しかも女性も含めて大盛りを注文している人が多いんです。 この辺の人は大食いなのか?と思っていると、、、
これが初対面の肉蕎麦。 この写真を見るだけでは温かい蕎麦に見えますが、冷たいスープなんです。
早速いただくと、まずスープ、鶏の出汁がよく出ていて美味しい~。 なんだかクセになりそうな味わい。 蕎麦ですが、香りが鶏の香りに埋没してしまっているのが少々残念ながらも、噛むほどに蕎麦の味わいが出てくるしスープとのマッチングも結構良いし、これが新しい形として定着したって言うのも納得できる味でした。
鶏肉も乗っています。 鶏と言えば最近は柔らかい若鶏の肉が世間の標準という感じですが、これは敢えて成長した鶏の肉を使っているようで歯ごたえがあります。 これがまた味が濃くて旨いんです。 いや~、なかなかいいものを紹介してもらいましたが、問題はあっさり仕立てのためか、全然足りない感じ。(笑) 周囲の人達が大盛りを頼んでいる理由がようやくわかりました。
ってことで、近くだし村山の蕎麦街道も寄っていくか、という軽いノリで蕎麦屋のハシゴをすることに。
着いた先は村山蕎麦街道の七番店、はやぶさ、です。 (ちなみに全部で14店。)
初めて入る店なので、どんな蕎麦が出てくるのか期待して待つこと10分。
板蕎麦の登場です。
ん? 見た目は団長が想像していた濃い色の田舎蕎麦よりもかなり上品そうです。 まずは一本、何もつけずにいただきます。 んー、蕎麦の香りがいいですね~。 次につゆにつけていただきます。 うま~っ! 香りと蕎麦の味わいが口と鼻に拡がり、寿命が何年も延びそうな気がしてくる幸せな味わいでした。 付け合わせの漬け物や山菜も山形らしくていいですね~。 ハシゴした甲斐がありました。
この後、2時間弱のドライブで日本海側へ抜け、酒田に到着。 寄り道を含め、三浦半島からは約650Kmの道のりでした。 到着後は友人宅を訪問したり、海産物屋でお土産を買ったり、久し振りの実家の料理を楽しんだりで、夜は更けて行きました。
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