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2016年5月 8日 (日)

剱崎灯台横の鉄塔、概要が明らかに!

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剱崎灯台の横に鉄塔が建って、三浦半島を代表する景色の一つが雰囲気ぶち壊しになった件、概要が判明してきました。


既に元記事にコーヒービーンズさんからコメントがあったこと、および別途その筋の専門家から頂いた情報で、この鉄塔は海上保安庁が発注した 「(仮称)剱埼レーダー施設」 と言うものであることが判明しました。 海保のサイトには、この鉄塔そのもの、および鉄塔に設置したレーダーの入札結果が掲載されています。 ただし仕様書が見当たらないので内容まではわかりません。


しかしながら専門家の御意見では、この鉄塔の一番上にあるバーアンテナ(レーダー)で中長距離の広域監視、その下のベーゴマを逆にしたようなアンテナで操作系やレーダーのデータを送信しているのだろうということ。 レーダーのサイズ、設置場所からして観音崎付近から大島北側付近までをカバーしていそうです。


灯台付近は東京湾口をすべて見渡せる素晴らしい景色の場所ですので、レーダーにとっても第一級地。 しかもハイテクレーダーによって混雑する東京湾の安全を確保できることは理解できました。 だけどそれがこの場所しかなかったのか、今一つ納得がいきません。 地図で確認すると隣の間口側の崖上でも良さそうだし、房総側でも適地がいくつかありそうです。 航行の安全と景色、どちらが大切ですか? と問われたらそりゃあ航行の安全なんだけど、だからと言って築90年の歴史ある灯台の横に醜い鉄塔建設を許容するわけではないですよね。 この辺りはセンスの問題。


海上保安庁の仕業とは言え、もう一つ、三浦市は何をしてたのか、と言うことも書いておきたいと思います。


三浦市のまちづくりを定めた 「第四次三浦市総合計画2013年版三浦まちづくりプラン」、このなかで2013年から2017年までの4年間で実施する計画が定められていますが、剱崎灯台付近に関しては、


松輪・剱崎周辺 : 自然と農地に囲まれ、間口漁港、東京湾口を見守る剱崎灯台、遺跡等のある変化に富んだ環境を活かし、自然と対話する交流ゾーンを形成します。


と記されています。


しかし制定から3年経った現在、剱崎周辺でなにか変化があったでしょうか? 団長が見るところ、灯台の横にレーダー鉄塔が建っただけです。 自然と対話する交流ゾーンが鉄塔?(笑) つまり三浦市は計画だけは制定したのに何もしていない。 海上保安庁とそのような計画についての情報共有もしていない。 だから海保が三浦市の意向を知らずに鉄塔を建ててしまった。 そうとしか思えません。


美観が大きく損なわれてしまった一義的な責任は海保にあるのでしょうが、三浦市の責任も問いたくなってしまいます。


これはいよいよ団長が議員に立候補するときが来たのか? 安心してください、もちろんしないよーん。(笑)



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