命、愛。 春の落陽 @Point Dume, Malibu
春の穏やかな土曜日が満月と重なった。 しかも日の入りと月の出がわずか20分の差だ。
最近バッグにしまいっぱなしだったSigma DP1MとDP3Mにお詫びを入れ、今日こそは光と戯れることを約束し車に積んだ。
向かった先はマリブのポイント・デュム。 何度来ようが私もカメラたちも飽きることが無い。 来るたびにここから近いところに住むことができたことを感謝する。
公園内のトレッキングロードは絶壁のすぐ近くまで通じている。 しかしそれは永遠のものではない。 冬に時たま降る豪雨や風による砂の浸食であちこち危険になりつつあるようだ。
崖上から海岸に通じる唯一の通路、錆でところどころ穴の開いた階段を下りた。 穴の開いたところには木の板がかぶせてあった。 強靭な金属も潮風にはかなわない。 それを補強するのが金属よりはるかに柔らかい木。 強みと弱み、長所と短所というのは、ある一面から見ただけの事象なのだろう。
岩の間でまだ子供のアザラシが2頭、ぐっすり寝ていた。 大きい方が時たま起きて周囲を見渡す。 親アザラシの帰りを待っているのかもしれない。 しかし現実は残酷のようだ。 小さい方の肋骨が浮き出ていることが全てを物語っていた。
子アザラシからそれほど離れていないところに大人サイズの死んだアザラシの皮だけが残っていた。
この辺りはアザラシが多数住み、クジラも回遊する豊かな海である。 でもそれは豊かな生活を保障してくれる訳ではない。 何らかの原因で泳げなくなったのだとしたら、即座に豊かな海への扉が閉じられてしまう。
このアザラシは残念ながら死した。 しかし周囲の小動物の胃を満たし、その小さな世界は一時的に繁栄したかもしれない。
輪廻転生。
この人は当面死にそうにはないが、残念ながら年相応に老いてきているようである。
なーに、人生まだ半分残っている。 何も心配することはない。
日没の時間が迫ってきた。 マリブの海に突き出たPoint Dumeの、茶色い土も緑のサボテンも、赤茶けた金網もそして碧い海も、すべてが茜色に染まってきている。
一人だろうが二人だろうが、夕陽を向こうが向くまいが、それぞれが良いと思った場所がベストポジション。
ここは自由の国。
日没後、満月の出を楽しんでいたらすっかり暗くなってしまった。 寒流の影響で夜は寒い。
そろそろ帰ろう。
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うさこさん、いかさとさん、どーもどーも!
うさこさん、
写真だけ見てるとドラマチックなんですけどねえ、実はアザラシの死骸の臭いが結構強烈で。。。(^^);
いかさとさん、
どーもご無沙汰しております。いかさとさんからのメールに見覚えないと思って確認したら、なぜか迷惑メールフォルダーに入ってました! 自由侵入、怪しい地点、といったキーワードが引っかかったのかも。(笑) それにしてもついに「止まれ」の無い本格的ラウンダバウト、結構な重大ニュースですね。今すぐに飛んでいきたい! ロータリー内の車が優先であることはみんな納得してるんですかね?
投稿: 団長 | 2015年4月18日 (土) 12時56分
団長こんにちは
内容と全く関係ないですが久々に書き込みます。
もうご存知かもしれませんが佐島と芦名を結ぶ道路がようやく開通しました。
だいぶまえから134側に右折レーンが出来ていたので秒読みと思っていたら開通してました。多分4月からだと思います。
工事がここまで長引いたのは交差点直近にあった材木屋がなかなかどかなかったからみたいです。
かなりゴネてたようです。
ウチの会社の人間があそこのすぐそばに住んでまして教えてくれました。
それと金沢区の柳町にあったラウンダバウトが改定されて全方向一時停止無しの正真正銘のラウンダバウトに昇格しました。
と、メール出したんですが今一度お知らせします。
投稿: いかさと | 2015年4月 9日 (木) 15時50分
情景(写真)も文章もドラマチックです~~♪
投稿: うさこ | 2015年4月 5日 (日) 21時58分