キャンプ座間訪問記!④ 未使用の防空壕と消え去った神社
こちら、キャンプ内にある教会です。 なんだかモダンな造りですね。 モダンすぎて教会らしい重々しさがあまり感じられませんが、神様まで軽々しいってことはないでしょうね?(笑)
教会入口のガラス戸には近くの鳥居が反射してます! ちょっとシュールな光景。。。
さて教会から少し進んだ小高い丘に、何やら怪しいドアを発見! 何かの格納庫にしてはアプローチする通路が狭いし、目立たないような造りになっているし、いったいなんなのでしょうか??
なんと、昭和天皇がここを訪問なさった時の防空壕だそうです。 昭和18年ですから第二次大戦真っ只中ですね。 万が一に備えて掘ったのでしょう。
でもせっかく掘ったのに使われなかったようで、この説明板には「未使用」と記されています。 なんだかオークションへの出品アイテムみたいですね。(笑)
ホントは内部も見てみたかったのですが、もちろん立入禁止。 試しにドアを叩いてみたらかなりの反射音が聞こえましたので、内部は結構広いものと想像できました。
こちらには表札掛けとは異なる、本物の鳥居があります。 でもその先には何もありません。
かつてこの鳥居の先には、雄健神社(おたけびじんじゃ)という学内神社があり、士官学校出身者の戦死者、殉職者を合祀していたのだとか。
こちらには陸軍士官学校時代から残る建物がありました。 かつては将校たちの集会所だったところで、現在はボーイスカウト、ガールスカウトが使用しているそうです。
心配無用! 裏側はこの通り、ガッチリと補強してあります。 なんか、やっつけで作った映画セットみたい。(笑)
さてこれでキャンプ内をほぼ見て回りました。 最後は、、、、
スポーツバーで反省会!(笑)
概算で9~10Kmほどは歩きましたのでビールが乾いた体に沁み渡りました。 まいう~っ!
このキャンプ座間、日本国内に展開する米国陸軍のいわば本部に当たりますし、直接の部隊がいるわけでも無いようなので、横須賀のベースに比べたらホントに地味な印象でしたね。 歩いていてもほとんど誰ともすれ違わないし、すれ違ってものんびりした感じでした。 まあここがピリピリしているようではいけないのでしょうけどね。
そんな中で滑走路、リトルペンタゴン、昭和天皇の防空壕など、興味深いものがいくつもありましたね~。 それら全て、普段見ることができないものなので、歩いた甲斐がありました。 次は厚木基地制覇か?(笑)
るまさん、貴重な機会を提供くださいましてありがとうございました。 そのうち本格的な反省会(笑)をまたさくら水産で開催したいと思います。
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コメント
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masando さん、 どーも、
そうなんです。 沢山あるんです。 特に三浦半島は集中していますよね。 ただ観音崎や猿島などの一部を除いて足を踏み入れることができないので残念ですね。 まあ勇気ある方々が紹介されてますので、団長は無理には行かないようにしていますが。 そういうことで今回のような関係者様からのご招待、先日の夏島のような特別公開などは大変貴重はイベントです。
団長もこういう事には興味ありますので、これからもいろいろ機会を見つけて行ってみたいと思ってます。 まあいつも通りだらだらペースですので、期待せずに(笑)お待ちください。
投稿: 団長 | 2012年4月 8日 (日) 10時38分
キャンプ座間のゲート前の県道は何度も通ったことがありますが、中には入ったことがありませんので今回のレポートにより中の様子を知ることができました。
旧軍の施設もまだあるのですね。
たしかプレーンズ・オブ・フェイムの零戦五二型が厚木基地で里帰り飛行した時のことだと思いましたが、日本語ペラペラのスコット・ハーズ氏の場内アナウンスによると、現在でも厚木基地の地下には地下壕が至る所に張り巡らされたままだそうです。
またキャンプ座間の西方にある相模川を渡った対岸の高台にある内陸工業団地はかっての相模陸軍飛行場の跡地で現在でも隊門の門柱などが残っているそうです。
神奈川県にはこうした戦争遺跡がかなりあるようですね。
有名なのは日吉の連合艦隊司令部壕ですが、他にも野島を貫通している掩体壕だとか富岡の横浜海軍航空隊隊門などは知っていましたが、こちらのブログなどで三浦半島にも色々あることを知りました。
このようなどちらかというと郷土資料的な事は団長の興味の関心からはピントがズレてるかも知れませんがまた機会があれば紹介をお願いします。
投稿: masando | 2012年4月 7日 (土) 21時35分